「岩手県人工知能ビジネス研究会」開催のご案内

県では、県内企業におけるAI利活用の推進に向け、「岩手県人工知能ビジネス研究会」を開催しています。

DX・デジタル化を継続的に進めていくためには、データの利活用が重要です。

今回の研究会では、「看護業務の見える化」を具体例に、データ収集の重要性や、データを活用して働き方を
変えていく取組を紹介します。

業種を問わず、様々な現場に応用できる内容です。

また、経済産業省が進めているデジタル人材育成のプログラムについてもご紹介します。

 
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1 日時
  令和5年1月31日(火)14:00~16:00(オンライン・Zoom)
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2 プログラム
《基調講演》
 「AI利活用におけるデータ収集、モデル構築、価値創出
  ~ DataOps, ModelOps, DesignOps,人と共進化するAI技術 ~」
  講師:国立研究開発法人 産業技術総合研究所
     人工知能研究センター首席研究員/人工知能技術コンソーシアム
     会長 本村 陽一 氏
  
    AI利活用においては、持続的にデータを収集し、学習してモデルを
   構築することが重要であり、さらにモデルを活用した業務での価値創出が
   競争力につながります。本講演では収集したデータから価値を創出する
   方法論と、現象をモデル化して人や組織も学習して進化する『人と共進化
   するAI技術』の事例を紹介します。
    さらに、プロジェクトの進め方、多様なメンバーや多機関連携による
   共創的アプローチについても紹介します。

《事例紹介》
 「看護の未来を切り開く~業務を可視化し、これからの働き方を考える~」
  講師:岩手県立大学 看護学部 看護教育・管理学講座 
     教授 岡田 みずほ 氏

    2000年以降、医療分野のIT化が推進され、電子カルテが多くの医療
   機関に導入されました。電子カルテシステムが、総合システムとして
   多くの部門システムを包含し、機能拡張する一方で、看護職が電子
   カルテ上で入力する業務量は加速度的に増加しました。
    この状況に対応するため、講師は、業務を可視化する「タイムスタディ」
   でデータを蓄積し、PDCAサイクルを高速化することで、看護職がベッド
   サイドで患者さんに寄り添う時間を確保することを目指した取組を進めています。
    本講演では、看護現場での働き方を改善するため、どのようにデータを
   取得・分析し、業務を可視化していったのか、その手法を紹介します。

《パネルディスカッション》
 「業務を可視化・標準化して、働き方を変えていくためには」

《経済産業省の施策紹介》
 「デジタル人材育成プラットフォームの取組状況について」
  講師:経済産業省商務情報政策局情報技術利用促進課(ITイノベーション課)
     課長補佐 金杉 祥平 氏

    人生100年時代を生き抜くためには、働き手一人ひとりが状況に合わせて
   リスキリング、すなわち、労働者が成長分野に移動するための学び直しが必要と
   なっています。経済産業省では、地域企業のDXを加速するために必要な
   デジタル人材を育成するプラットフォームを構築し、企業内人材(特に
   製造業等のユーザー企業)のリスキリングを推進しています。受講者同士で
   学び合いながら企業へのデジタル技術導入を学べるケーススタディ教育
   プログラムや、地域企業と協働しデジタル技術の実装に取り組むオンライン
   研修プログラムなど、具体的な内容を紹介します。

  ※プログラム詳細、講師略歴は、県HPをご覧ください。
  https://www.pref.iwate.jp/sangyoukoyou/sangyoushinkou/shinjigyou/1061419.html

3 参加申込
  令和5年1月29日(日)19:00まで
  以下のフォームから登録願います。
  ※参加申込いただいた方には、後日、アーカイブ映像のリンクをお送りする予定です。
  https://s-kantan.jp/pref-iwate-u/offer/offerList_detail.action?tempSeq=3769

 多くの皆さまのご参加をお待ちいたしております。