基本理念

当センターは、釜石・大槌地域(釜石市・大槌町)における産業支援機関であり、将来的には沿岸地区の中核として、地域中小企業の経営基盤の強化を図り、地域産業全体のレベルアップ及び地域活性化を図ることを基本理念としています。

理事長挨拶

日頃より、当センターの事業の運営に際し、ご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

当センターは、釜石・大槌地域における産業支援機関として平成4年に設立され、地域中小企業の経営基盤を強化し、地域産業全体のレベルアップと地域活性化を図ることを基本理念とし、これまで様々な事業を展開しております。

平成23年の東日本大震災では、津波により施設が大規模半壊となりましたが、国の復興交付金の採択を受け、平成25年3月に施設の改修が終了し、同年4月より「公益財団法人」として新たなスタートを切りました。

近年では、長引くコロナ禍や原油価格、物価高騰の影響により、地域の景気、経済は非常に大きなダメージを受け、地域経済が低迷している状況にありますが、一方で、風力や太陽光などの再生可能エネルギーの導入、ICT、IoT等の情報通信や人工知能の活用など、社会やビジネスに関する既成概念の変化により、様々なビジネスチャンスが生まれており、当センターにおいても、海洋エネルギー事業やDX推進事業に取り組むほか、新しい知識・技術を活用しながらものづくり、食産業に係る様々な支援事業を実施することで、地域企業の経営課題解決を支援しております。

当センターは、今般の社会環境や産業構造の変化を的確に捉え、この地域の将来のあるべき産業構造を見据えた施策を実現する事業を岩手県、釜石市、大槌町及び大学等の関係機関とより一層の連携を図りながら、地域の産業支援機関として、役職員一丸となって取り組んでまいります。

どうか皆様、今後ともこれまでと変わらぬご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

公益財団法人釜石・大槌地域産業育成センター 理事長 小野 共